遅い年賀書きが終わって、わたしにもようやく年が明けた。
昨年は薬剤性肝炎騒動(その伴奏となったのが忌まわしい湿疹。もう治らないかとすら思いました)で、わたしにとってはひじょうに不快な年であり、形となった作品は零に等しい不作な年だったが、今では湿疹はほとんど治って、不作だった畑はよく耕されているではないか!
誰が耕したかというと、驚いたことに、このわたし。これで新しい年に対して希望が湧かないなんて人は、化石になった原人だけだろう。なぜハイになっているのかというと、それは長編児童文学作品のための創作ノート「Notes:不思議な接着剤」を読んでいたから。我ながら、よく耕したものだと会心の笑みがこぼれた。
ところで、写真は、娘が昨年の大掃除中に見つけた小さなぬいぐるみで、娘は真っ黒に汚れていたそれを洗い、室内物干しに洗濯バサミで吊り下げていた。娘がいうには、息子が小さかったときに大事にしていたぬいぐるみだそうだが……変な服を来ている……まさか、わたしが作ってやったなんてことは……息子が作った? わけはない。どうも、最初から着せられていたもののようだ。
よく見ると、恐竜のぬいぐるみだったので、わたしが貰うことに。『不思議な接着剤』のマスコットにしよう。